第21回 ようやく春がやって来たような気がしてきた。この冬は家のネコの悟空の面倒を見るのに明け暮れた。冬の始め頃、何となく歩き方がおかしいのに気づいて足を見てみたが、何処もおかしくないし傷もない。それでも気になっているとしばらくして悟空がずっと足を舐めている。よく見ると赤く腫れていた。慌てて獣医さんへ連れていくと原因は分からないが化膿しているというので膿を出してもらい、薬をもらって帰ってきた。
いつもの何でも食べまくる悟空とは様子が違い、食欲も減ったようだった。そこで僕は美味しそうなエサを運び水を運び、薬を飲ませ家にいる間中抱いていた。一週間程で治ったが、そのすぐ後、今度は目がおかしい。また獣医さんにお世話になって目薬をもらってきた。悟空は毎日おとなしく目薬をさしてもらい、また僕に抱かれて過ごした。
もう十分大人になっているはずなのだが、抱き癖がついたのか、病気が治っても僕から離れない。以前から犬のように遊んでもらおうと僕にまとわりついていたが、最近は何とか抱いてもらおうと僕によじ登ってくる。体も顔も大きいし、鳴き声は「ニャー」でも「ミャー」でもなく「ガウ」とか「ワウ」だ。何だかネコというより犬か子グマを飼っている気分だ。それはそれで楽しいし、僕も可愛くて仕方がない。親バカとでも何でも呼んでくれ。
2008/3/10
第22回 鳴り物入りで始まった「特定健診・保健指導」。いったい何なの?と思っている方も多いことだろう。テレビなどでも「メタボ、メタボ」と大騒ぎで、コメンティターや専門外の評論家が基準がおかしいの、厚生労働省が悪いの、後期高齢者の健康保険がおかしいのと情報をごちゃまぜにして、非難しまくっている。中には政治家の先生までが意味が分からないとテレビでトンチンカンなご意見を並べている。
こういった専門外の人の意見まで取り入れていたら話が先へ進まない。全面的に賛成ではないが、何かとにかく始めなければ始まらない。僕の意見では予備軍に働き掛けるより、努力して健康を守っている人に特典を与えたほうが効果的だと思う。ムチより先にアメを見せた方がやる気も出るってものでしょ?
しかし、今回の厚生労働省の政策は、実は裏に日本経済を回復させようとする根回しがあったのではないかと思う。実際の健診が始まる前からそれに携わる医療機関向けの様々な講習会、資格制度、ソフトウエアの開発、さらに様々な広告媒体、パンフレット、冊子等の印刷といった大きな経済効果が発生した。様々な書籍、ハウツー本の出版、ドラッグストアやスポーツ店、健康食品の店の売上増も言うまでもない。
恩恵を受けた人たちにとってはメタボ様様だろうが、「ウエストが太いだけではメタボじゃない!」と僕は声を大にして言いたい。このフレーズ入りのTシャツを作ろう!と思って、ふと気づいた。やはり経済効果がある!
2008/4/10
第23回
今一つお天気のパッとしないゴールデンウィークが終わったと思ったら、急に真冬のような寒さ。と同時に台風もやって来た。最近地震も多くて、いよいよ大きいのが来るのかとみんなが心配していたが、「いつも来る来るって言ってるよね」などと憎まれ口をきいていたら、大地震は中国にやって来た。
天候の異常はみんな地球温暖化の影響だと言われている。なんでも一言で地球のせいにしているが、これはあくまでも人間が地球を温暖化したということを忘れてはいけない。我々はとかく自然現象や災害は全て神がかったものと考えて、温暖化もまた近代化した人間への警告だとか言われているが、自らが招いた結果だということを本気で認めない限り改善は見られないと思う。
少しは資源を大切にしようとは思っても、冷房や暖房をやめようとはなかなか思わない。何でもゴアさんの自宅の1ヶ月の電気料金はとてつもないという話もある。牛のゲップは二酸化炭素を増やすという話もあるが、人間もたくさん運動するとたくさん二酸化炭素を吐き出して環境に良くないのでは?などと理屈をつける人もいるだろう。いまこそ、運動による自家発電と二酸化炭素の有効活用を考案すれば表彰ものだ。環境のためと言うより懸賞のための方がガゼン頑張るだろう。それでこそ神が創造した最大の失敗作だという人間なのだ。
2008/5/13
第24回 大地震で危ぶまれていた北京オリンピックは、いよいよ盛り上がってきているようだ。各種目の代表選手も決まりつつ、注目を浴びている。この時期が選手にとっては最高の盛り上がりに達するのかも知れない。そんな中最近は新しい水泳の水着が話題になっている。
我らが弘岡先生が是非ともSPEEDOの水着を入手したいと言えば、負けず嫌いのKさんが「オレも買う」と宣言。いつ泳ぎに行く気なののだろうかと思っていると、Jさんが「Kさんのサイズあるんですか?」と横やりを入れる。メタボ体型のKさんに「マタニティを着ればいいね!」と言いたい放題。
しかしこの最新水着、かなりの締めつけがあって、着るのも大変、長く着ていることも出来ないとかで、パワーリフティングの大会の時に着るパワースーツを思い出した。一見ウエットスーツの用に見えるが、着るのは3人がかり、着たら腕は下ろせない、すぐに脱いでも皮膚は内出血だらけという代物。女性のコルセットどころではない。
競技の上で、ぎりぎり許されるギアを開発して、人間のパフォーマンスを最大限に発揮させようと選手以上に日夜開発に取り組む研究者には頭が下がるが、どうしても原点は「巨人の星」の大リーグ養成ギブスの様な気がしてならない。
2008/6/10
第25回
北海道洞爺湖サミットの開催に伴って、都内でも7月に入ってから駅のごみ箱が閉じられたりホームや改札口は警察官だらけだ。検問も多く、サミットは北海道でやるんだろ!と言いたくなる。それでもサミット開催中に狙われるのが大都市東京だと言われれば、それもあるかも知れないとつい周りを見回して怪しいやつを探したりする。
今回、環境問題やエネルギー資源が中心となるサミットだが、開催前日には各国首脳が専用機で北海道入りした。マニアが専用機の撮影に群がったという話だが、この原油高騰で国際線に乗るにもかなりの余分なチャージがかかっているのに何故、それぞれが別々のジェット機で来るのだろうか?それこそ、近所の国が3〜4人で乗り合わせて来れば、相当エネルギーが節約できるはずだ。到着してから慌てて個別の会談をしなくても、機内でたっぷり時間も取れるはずだ。というよりもこの際、直接顔を合わせなくても、このIT化が進んだ現代の先進国なのだから、バーチャルサミットとか出来るはずだ。
他にも色々お金や時間の使い方があるはずなのに、あえて集まるには他に何か理由があるのかも知れない。サミットにかこつけてどうしても洞爺湖に行って見たいとか?何だか視察だ研修だと理由をつけて、観光旅行をしているどこかの役人達のようなものを極めたのがサミットなのかな?集まる以上は何らかの成果を出してもらいたいものだよね。
2008/7/10
第26回 連日の真夏日に、言っても仕方がないが、やっぱり暑い!気温も暑いが自分の体も暑い。そこで毎年の事だが、とうとう胸毛を剃った。これが想像つかないだろうが、かなり効果がある。だって動物と同じで体毛には保温効果があるからだ。
先日、家のネコのゴクウが僕の顔を見て「ニャ〜」、それから右手を持ち上げてまた「ニャ〜」。その手を見てみると、化膿して腫れ上がっている。どうやら「お父さん、手が痛〜い」と言う事らしい。早速、獣医さんへ搬送すると、ばい菌が入っているからと、手の毛を剃られ、爪を取られ、たっぷり膿を出してもらった。されるがままにおとなしくしているゴクウを見るのはこっちが辛い。
家に連れ帰ってからも薬もおとなしく飲むし、いたってよい子ですぐに回復した。その上、何だかゴクウも手の毛を剃られたのが気に入っているようなのだ。何とも涼しいのだろう。暑い夜に涼しい床を探して、ゴロゴロしているのを見るにつけ、ゴクウも背中を少し剃ってやろうかと思う。最近夏になるとフワフワの毛を短く刈り込んでいる犬をよく見かける。ネコだって涼しいに違いない。トラ刈りのネコもありかも?
2008/8/8
第27回
盛り上がったオリンピックも終わって、放心状態の人もいるらしい。何だか最近の日本は何かのパロディーの様で、総理大臣はすぐ辞めちゃうし、大きな会社がものすごい負債で倒産、食品会社はあり得ないものを平気で売ってしまう。環境問題に資源問題、経済もガタガタだ。
先日耳にしたラジオで経済評論家と肩書きのつく人がしゃべっていた。投資の話が中心で、資本がない人はどうすればいいんだよと思っていると、「最後にこの時代を生き抜くには我々は何をしたらよいか?」との質問にこれでもかと『投資です!』と言い切った。「では何に投資しておくべきか?」との問いに力強く『自分の健康です!私たちは将来、病気になって医療費や治療にかかる時間を余分に使わないために自分の健康に投資してください。』との発現に思わずラジオに向かって拍手した。
我々が常日ごろどんなに健康の重要性を掲げても、大して耳を傾けてはもらえないが、経済学の面から唱えてもらえるとどれほど効果的か身にしみた。健康づくりは運動生理学でも、衛生学でもなく経済学なのだ!健康な人間は日々日本経済に貢献しているのだ!あー気持ち良いなあ。
2008/9/9
第28回 10月1日から都内ではゴミの出し方が変わった。今まで何度も怒られてやっと覚えたゴミの分別。それがまた変わるという。燃えるゴミに入れてはいけなかったビニールが、汚れていなければ資源ゴミ、汚れが落とせないときは燃えるゴミに入れろという。どの程度が汚れているのかは何処で別れるのだろうか?再生マークが付いた食品のパック、家にはきれいに舐めてくれるネコがいる。これからは「清掃局認可ペット」なんて言うのもありかも知れないね。家のゴクウは一番に表彰されるはずだ。
とにかく分け方が難しい。自宅にも何種類もパンフレットが届いているがチンプンカンプンだ。ところが、事務所のある港区では親切にも裏面が英語のパンフレットが配られている。早速もらって帰った。英語というのは港区ならではかも知れないが、他の区でも多くの欧米人がいる。アジア系の人も多いし、実際在日外国人の公共マナーの悪さを指摘する声も聞かれる。しかし、説明不足で分からないのでは仕方がない。会話は出来ても読み書きまで出来る人となるとかなり少なくなる。
こちらも努力はするから、せめて生活に必要な情報提供は英語・中国語・韓国語ぐらいは用意してもらいたいものだと…願う。
2008/10/7
第29回
第30回